戦国の黒百合~ふたなり姫と隷属の少女~( 言葉遊戯 ) 感想
サークル言葉遊戯の歴史ものふたなり娘ノベルゲーム。
ふたなりで百合という非常にニッチなジャンルでなおかつ地味な空気がぷんぷんとしているがあなどるなかれ!
ものすごく丁寧に描写される歴史もの独特の世界観や心情。テキストが凄いんです。
耽美といいますか、なんとも心地の良い文章で戦国ものの小説のように物語に没頭できます。
エロシーンもドSな姫とぽやーんとした娘のなんとも過激なプレイも、ただエロエロな情景を描写するだけでなく、そのエロシーンに至る導入部分と、終わった後のシーンをしっかり丁寧に描いています。
BGMも世界観にあった切ない曲が多く、地味ながらも憂鬱で狂気を秘めた美しい物語と相まってなんともいえない独特の雰囲気を醸し出しております。
とにかく情景、物語、登場人物、百合なエロシーン、そのどれもがしっかりと丁寧に、そして生臭く描写されていて、読んでて上手いなーと感心してしまいます。
もともと僕は木下藤吉郎が好きなのですが、この物語の藤吉郎もかなりぶっとんでいて凄く良い。
有名なエピソードもしっかり登場します。
ゲーム部分は一応選択肢によって分岐するマルチエンディング式で
ストーリーは完結せず俺達の戦いはこれからだー!的な終わり方で次回作に続くので、少々物足りなさはありますが続きが気になってしかたありません。
個人的に今後の展開に期待大なシリーズです。
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