Soeur ～縛られる愛、散りゆく愛～（ あっぷるみんと ） 感想
サークルあっぷるみんとのドロドロ三角関係な修羅場アドベンチャーゲーム。
・・・・全体的に狂ったゲームです。
って、全力でバカやってるとか、大変なヘンタイとか、そういうベクトルではなく、
精神的に怖いマジもんの狂気。
一人の男を取り合って嫉妬丸出し、女同士の激情がぶつかり合う仁義なき戦い。
好きな男を手に入れる為ならどんな汚い事でもしちゃうガチの修羅場。
うへぁ・・・すげぇ・・・こりゃすげぇ・・・
とニヤニヤしながらプレイできるのは、こんだけ狂った修羅場なのに主人公がヘタレだから。
想像を超えたヘタレリアクションの連続で、怒りを通り越して逆に面白くなってきちゃうんです。
ヒロインは二人
妹も、幼馴染みも気持ち悪いほど狂ってます。
で、主人公はウルトラヘタレ
鬼畜ヤローのクセして、あまりのダメダメっぷりに
おいおいそこでビビッてんじゃねーぞ（笑）
と遊びながらつっこみを入れてしまいます。
尺の長さは・・・あまり長くありませんが、これ以上長いと読んでて疲れちゃうので、これくらいでちょうど良いかな？って感じ。
エロシーンは表情の描き方がとても上手く、仕上げも綺麗。
声優さんも頑張ってます。
でもこのゲームの興奮どころは、エロシーンの直接的な部分ではなく、その合間の脅迫したり罵ったり、そのエロシーンがいかに社会的に罪悪なのであるかを全面的に押し出しているところなのです。
声優さんのがんばりどころも、エロというよりは修羅場の罵りシーン。嫉妬丸出しの女の戦い部分なのです！
いやー
凄いよこのゲーム。
すっごく興奮するの。
ちなみにこのゲーム。
描写がイマイチというか、まだ自分の表現したいことに技術が追いついていない感じが全体的に漂っています。
でも、狂った展開によくわからない迫力と魅力があってなかなか読ませるのです。
背徳なドロドロ物語が好きな人ならヌけるかどうかは別として、展開を楽しめる１本です。
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