家出彼女（ めくじら ） 感想
サークルめくじらのＨシーンは短めながらも日常シーンをしっかりと描いたヤンキー娘和姦寝取られアドベンチャーゲーム。
え～～～～、このゲーム。
先に欠点をあげておきますと、エロシーンが雑です。
ヤられてしまった後は速攻で落ちていきます。
っていうか、エロシーンがあまりにも短く薄いので、百戦錬磨な寝取り男がまるでチンポ挿れたらすぐにイッちゃう残念な早漏ヤローかと思えてしまうほど描写が単調で短い。
しかし、このゲーム。
読んでて心が痛くなるほど没入してしまうNTRです。
まずそれぞれのキャラ作りが上手い。
魅力的なヒロインと、そりゃ主人公も負けてまうわって読んでてヘコんでしまうほど優秀なハイスペック寝取り男。
そして寝取られに突入するまでの日常シーンをしっかり丁寧に描いている。
ＮＴＲのキモはエロシーンではなく、キャラの魅力と日常の何気ない会話シーンなのだと痛感できるほど、後半のエロシーンはダメなのにNTRものとしては素晴らしいデキなのです。
ヒロインの唯は言葉遣いと振る舞いの荒いヤンキー。
パッと見、ヤリマンっぽいけど、実は照れ屋さんの処女で、料理も掃除もしてくれる。
最初の展開はムチャクチャながらも、少しずつ相手を理解してくるとわかるようになる時折見せるかわいらしい部分。
主人公とヒロインの出会いから、気になる人になり、相手の良い所がわかるようになってきて、魅力的に思うようになり少しずつ互いの距離を縮めていく。
そういう純愛な部分をほんとしっかり丁寧に描写しているんです。
もう純愛パートだけでご飯３杯はいけるレベル。
で、上げたあと容赦なく下げる、まるでジェットコースターのような落差がNTRのキモであり、当然このゲームもそんな二人の純愛パートを木っ端微塵に吹き飛ばしてくれます。
しかも一瞬で破壊する系ではなく、ジワジワ巧妙に、時折フェイクも混ぜながら陥落させていくのです。
ほんとジワジワと。
前半の純愛パートでヒロインの魅力にハマればハマるほど心が痛みます。
胸を締め付けられる寝取られ感に大興奮！
この手の焦燥は案配が難しく、途中までは雪だるま式に興奮する反面、やりすぎるといたたまれなくなって逆にチンポが全然反応しなくなっちゃったりするんですが、この話はその案配の置き方が絶妙なんです。
まぁ、個人個々でこのリミットは違うと思うので、人によってはやりすぎ領域に達しちゃってるかもしれませんけど、僕は大興奮しちゃえるレベルでした。
もう寝取られるまでの展開に興奮しっぱなし。
で、寝取られ完了後は熱がサーッと引いてしまうというか、気持ちが急に冷めちゃうのは、最初に書いたとおり、エロが短く、後半の展開が雑だからってのもあるんですがね…
やっぱNTRは寝取られるまでの流れが絶頂ですわ。
具体的にいうと寝取られ初期のフェラシーンが瞬間最大風速。
後は読んでて盛り下がるだけ。
このゲーム。
読むだけの一本道ノベルではなく、一応選択肢によって話の展開は４種類に分岐します。
どの展開もエロいっちゃエロいんですが、なんというか…描写の視点がコロコロ変わったり、前述の通り後半の展開が雑な事もあり最後はいろいろ残念な印象。
後半をもうちょっと丁寧に描写してくれていれば、かなりの傑作になったと思う、惜しい１本です。
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